鬼守の巫女

それからはあの家にずっと住み続けていた。

でも今思えば……そのせいで一族に見つかってしまったのかもしれない。

……私が我儘を言ったせい。

父はどんな思いで……私の訴えを聞いていたのだろうか。

それを考えただけでも、酷く胸が痛んだ。

……私は何て馬鹿だったんだろうか。
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