鬼守の巫女

「うわ~!!すごい!!きれいだね!?」

空を美しく舞う光を目で追ったまま、興奮して思わず声を上げる。

自然と笑みが零れ、涙を溜めた瞳のまま美しい光景に目を奪われた。

私の笑顔に猫は満足した様にコクコクと頷くと、そっと私の肩に飛び乗り、また優しく体をすり寄せた。
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