鬼守の巫女

「街は一応は表面上の平常を保っているんだな?」

「交通機関や街の施設は普通に稼働しているはずです」

魏戎の問いに木住野さんがそう答えると、魏戎は満足した様に頷いた。

「買い物に行って来る。……欲しいモノは?」

「……はぁ!?」

思いもよらなかった魏戎の言葉に、思わず大きな声を上げる。
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