鬼守の巫女

「一つ聞いてもいい?」

魅麗のその問いに少し目を見開くと、コクンと頷いて答える。

「貴女は本当に私達を……魏戎を信じてるの?」

その魅麗の問いに、思わずゴクリと息を呑む。

「当たり前でしょ。信じてなかったら今、一緒に居ないよ」

「……そう。そうよね」

私の答えに魅麗は何故か悲しそうに笑うと、何かに納得した様に一人で小さく頷いた。
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