鬼守の巫女
第七章 火の少年
彩乃さんが言った様に長い廊下を進んで行くと、その突き当りに広い洗面所があった。
そこにはお風呂も付いていて、こっそりと中を覗くと、まるで温泉旅館の様な大きなお風呂があった。
建物自体はとても古そうに見えるけど、中は比較的近代的だと思う。
シャワーも水の勢いを調節出来るやつだし、置いてあったシャンプーは最近CMで見た某有名メーカーのものだった。