鬼守の巫女
「おはようございます巫女さ……七宮さん!!」
「おはようございます!!」
「巫女さ……じゃなかった……凪ちゃん、おはよう!!」
「おはよう!!」
道行く生徒達と挨拶を交わしながら、真っ直ぐ……学校へと向かって走った。
キーンコーンと予鈴が響く中、大きな黒い門の前に辿り着く。
そこでも周りの生徒から声を掛けられそれに挨拶を返しながら、校舎の中へと進んで行った。
するとそこによく知っている姿を見つける。