恋の旋律



お喋りとかしていたら3時に...ι



「電気消すぞー」


うちらは就寝。

渋川はもちろん自分のベッド。


うちら三人は下に布団を敷いた。


しばらくして。


ガタッ。


「広季、静かにッ」


由菜ちゃんの囁き声。


「ワリィ」


高梨も囁きながら、ドアを閉めた。



「…アイツら気ィ使いやがって…」


渋川がボソッと言った。


「そうなの?」


「起きてたのか!?」



渋川はビックリした声を出した。



「…そっち、行っていいか?」


しばらくのシラけを破ったのは渋川だった。



「うん」


渋川はノソッと立ち上がってうちの布団に座った。



「……苦しませて、ごめんな」


「そんなことないよ
渋川は焦らなくて、良いから」


「いやな、今日で気持ちは固まったんだ」


渋川はそう言ってうちの布団に入ってきた。




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