恋の旋律
「マジかよッ!広季おめでとー!!!」
渋川は俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「まっまさか田渕も俺を好きなんて…」
俺は顔が火照った。
「キャッハー!!!!ついに由菜ちゃんが高ウプッ!」
「声おっきー!」
あっちじゃ有沢が喜んでいる。
きっと田渕もさっきのことを言ったんだな。
今でも制服を握られた感触がなんとなく残っていた。
「高梨っ!美咲を止めてッ!((泣」
田渕が有沢を引きずってきた。
「だってー嬉しくて♪」
有沢はかなり興奮状態。
「ウザい!」
俺は一発有沢を殴った。
「いてーι」
「有沢!俺らは後は見守るだけだぜ♪別れないように」
「「えっ!」」
「なに、不満か?」
「「いえいえ滅相もございません...」」
俺と田渕は二人して同じリアクションをしていたι