恋の旋律
♪空人♪
「着いた~☆」
俺らは遊園地前まで来た。
「ぅえーιιι」
田渕は寝起きで低血圧の上、電車酔いして気分は最悪らしい。
「ヨシヨシι」
有沢は懸命に田渕の体を摩っていた。
「田渕も大変だなιこればっかりは助けらんねぇしι」
広季もシュンとしていた。
「まぁ行くぞ~」
「中学生四枚ください!」
有沢が受付の女に言った。
「えっそこの背の高い男の子、中学生?高校生じゃないの?」
「中学生ですι」
まさか高校生に間違えられるなんてι
酔いが覚めたのか、田渕はケラケラ笑っていた。
「ぷふっ高校生に間違えられるなんて老けて見え…って!」
言い終わる前に田渕を殴った。
「老けてる…ぶふっ!老けてるってじーさんだよ!あはははは!!」
有沢まで笑い出した。
すでに田渕はツボって死んでるしι
広季はと振り返ったら田渕と一緒に笑ってたι
「なんなんだよコノヤロー!!!!!!!」