恋の旋律



「有沢!」


渋川が呼んだ。


「?なに?」


うちは出来るだけ平静を装った。


「ごめんな…俺やっぱ田渕がまだ好きだから…

でも、出来るだけ有沢の気持ちに答えられるようにするから…だから落ち込むなよ?」


と言って渋川はうちの頭を撫でた。


「ありがと…」

うちは嬉しくて、嬉しくて…。




< 63 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop