恋の旋律



「石川先生!ったく先生くらい付けて呼べ!」


石川は俺の肩を叩いた。


ハゲのくせにうるせーな!


「ハイハイハイ!わぁかりました!石川せ・ん・せ・い!!」


「ったくーιあっ高梨、田渕とラリーでもしてやれ
あいつ女子の中じゃもうレベルが高すぎて練習にならない」


「やったぁ☆由菜ー!一緒にラリーやろー♪」



「えっ先生の命令?」


田渕は目を見開いて広季を見ていた。



あの眼差しが俺に向くことはきっとない。


今だに俺の心には田渕への想いが残っている。


これが有沢への気持ちに変われば一番平和に解決出来るのにな…。




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