恋の旋律



「なに?渋川は田渕が好きだったのに高梨にとられたのか?」


「はぁ?」


(ちょっと待て!!なんで??)


「なんてな!そんなドラマスティックな事なんて有り得ないな!ハハハ」


「ドラマチックだよ!なんだよスティックって((笑」


(あぁービビったぁι)



何なんだ石川ι

こわっι


俺が恐怖を覚えたとき…



「わぁぁん!」


「ちょっ広季!ι」


ダダダと広季が石川の元へι



「田渕さんと試合やって一セットも取れなかったーーーーーーーー!」



「嘘だろ!?」


石川もビビっていた。


「広季何事だよ?」


陽太が広季に話しかけた。


陽太は去年のクラスメート。


今の二年の中じゃ一番上手い。


「えっ田渕何者!」


陽太も耳を疑っていた。


俺もその集団の元へ。


「俺…男として失格だ!由菜の彼氏としても失格だ!」


「待って広季!考えすぎ!」


田渕は懸命に広季を慰めていた。


「じゃあ田渕…渋川と試合!」


「「えっ!」」


見事に田渕とハモった。


「待って先生!渋川男子の中の三番手でしょ!?」



卓球部男子二年の実力は今の男子三年全員の実力を抜かしている。


つまり実質卓球部の主力は去年の冬頃から今の二年になっている。





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