恋の旋律
過去
♪由菜♪
「ばぁかー!」
美咲が叫ぶ。
「ふん!有沢のくせに!」
渋川がまた挑発する。
「仲良いな♪最近あの二人」
広季がうちの隣に来た。
「だねっ☆くっつけばいいのに♪」
うちは言ってふと後ろを見た。
「「あっ…」」
後ろには…。
「和斗…くん」
「あれっ由菜…ちゃん?」
うちは目を疑った。
「……誰?」
広季が少しムスッとしながら聞いた。
「小学校の時の…」
と言いかけで和斗くんが
「元カレ!」
と広季に言った。
「もっ元カレ!?」
「そんな驚く?」
「いや意外だったから…」
広季は少しシュンとしていた。
「大丈夫だよ?もうなんとも想ってないから!」
「酷いな由菜ちゃん」
「だって事実!今うちは広季だけが好きなの!」
「由菜…」
「ふーん♪まぁ俺も彼女居るし!」
和斗くんはそう言ってどっかに行った。