恋の旋律
「もちろんうちもだから安心して、由菜ちゃん」
「うっうん」
「あっ塾!じゃあね~」
と柑乃ちゃんは行ってしまった。
「まさかの池野かよι」
広季は頭を掻いた。
「てかさ~広季も元カノ居たんだね~」
うちは少しムスッとしながら言った。
「まぁな!俺モテるしぃ♪」
「…そう」
うちはなんかモヤモヤした。
なんか………柑乃ちゃん…まだ広季の事好きっぽそうだったし…。
うちは複雑だった。
「っはぁはぁ…由菜ちゃん…さっき和斗が歩いてたよ?気付いた?」
渋川とじゃれすぎたのか美咲は息を切らしながら言った。
「うん、話したし」
「そっか♪」
「有沢マジ死ね…ハァハァ…」
渋川も汗をかきながら髪をかきあげた。
長めの髪が上に上がってオデコが丸見えに。
「渋川…そうしてるとマシに見えるよ」
うちは思わず言った。
「なにそれ褒めてんの?けなしてんの?」
渋川は複雑な表情。
「あっ由菜ひでぇな!渋川カッコイイとか思っただろ?」
「カッコイイのは広季だけだよ♪」
うちが冗談言ったら広季は踊りだしてしまったι
「冗談なのにι」
「「でも事実なんだろ?」」
渋川と美咲がハモらせる。
「「ハモんな!」」
またハモる。