恋の旋律
「あっ今美咲こと何か思ったでしょ?」
田渕がニヤリとしながら言った。
(なんでわかんだよ!!!!)
「優しいとは思ったけど…愛おしいなんて~」
「愛おしいなんて思ったの~良かったね☆美咲」
「は?ちょっ…!」
俺、しくったー!!!
「渋川、ドンマイ!」
広季がポンと背中を叩いた。
「あああああああ…」
俺はかなり恥ずかしかった。
ふと有沢を見たら…
真っ赤になって立ち尽くしてた。
広季と田渕はまたゴムの取り合いになっていた。
「…ι」
「渋川…さっきのホント?」
俺が呆れてると有沢が言った。
「…ホント
なんでかはまだわかんねぇけど…
まだ曖昧なんだ、お前への気持ち
だからまだ少し待って」
俺は有沢の髪を触って、片付けに行った。