恋の旋律



「あっ今美咲こと何か思ったでしょ?」


田渕がニヤリとしながら言った。



(なんでわかんだよ!!!!)



「優しいとは思ったけど…愛おしいなんて~」



「愛おしいなんて思ったの~良かったね☆美咲」


「は?ちょっ…!」



俺、しくったー!!!



「渋川、ドンマイ!」


広季がポンと背中を叩いた。



「あああああああ…」



俺はかなり恥ずかしかった。


ふと有沢を見たら…



真っ赤になって立ち尽くしてた。



広季と田渕はまたゴムの取り合いになっていた。



「…ι」


「渋川…さっきのホント?」


俺が呆れてると有沢が言った。


「…ホント
なんでかはまだわかんねぇけど…

まだ曖昧なんだ、お前への気持ち

だからまだ少し待って」


俺は有沢の髪を触って、片付けに行った。




< 91 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop