月姫ー目覚めー
「先に昭蔵の元に向かったほうがよろしいかと…」
目を蒼く光らせた夢餌がいった。
「そうするか…」
白狐の背中に乗り昭蔵の家へと向かう。
白狐とは狐ねあやかし。小さくなったり大きくなったりでき空を飛ぶ事が出来る。
こいつは他のあやかしにやられて傷ついていたところを助けてやり、今じゃ可愛いペットだ。
名はリョク。
緑の目をしている
からそう名付けた。
夢餌は普段は子どもの姿で小人の形をしてるが実際は普通の人間と同じ大きさで戦う時にだけ本来の姿に戻る。
蒼い目は千里眼に人の心を視る力を持っている。
夢餌はあたしの相棒…
人生のパートナーだ。