雷鳴、二人寄り添って~終幕の雷後編
「ウガーッッ!!!」
荒々しい叫び声が空中を揺らした。
空中が広範囲で凄まじく割れる。
自然の眼はついに太陽にまで接近していった。
シューッッ。
急上昇を免れられなかった結果、強力な熱にやられてしまい、ひどく充血して自然の眼は消滅してしまった。
ほんのわずかなチリがゆっくりと落下していった。
白雲は例えようのない香りをしていた。
太陽の陽射しがこの宙での全ての存在を許さない。
そんな中……
ゴーッッ!!!