ひかり


「そっかぁ。18なってすぐうちに来たからまだ高校生だったね」

「そうですよ。いくつだと思ってたんですか??」

と言って拗ねてみせる

「ごめんごめん」
松尾さんは笑ってかわす



車がとまる

「306ね」

「はい。行ってきます」

「行ってらっしゃい」


車から降りると
足早に306に向かう


ピンポーン

インターフォンを押すと

[開いてます]

と男の声が言った


ガチャ


中に入ると冴えない顔
をした男が座っていた


「ご指名ありがとうございます。エリです。時間はどうされますか??」
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