白黒プリンスと囚われのメイドさま
振り向くと咲弥は慌てて、笑いを押さえ、無表情を繕う。
「…やっぱり変だよね~あだ名がパンダなんて~」
「パンダパンダと言うな!」
俺はキレまくる!!
後ろでまた…咲弥は笑い出した。
「ともかく…席に…ご案内します」
俺たち3人を彼女は席に案内。
俺は椅子に座り…辺りを見回す。
初めてのファミレス。
「!!?」
見つけた!!宝物を見つけたかのように俺の瞳は輝く。
壁に貼られた新商品「パンダランチ」のポスター。
「蓮君は何する?」
「パンダランチ…」
無意識に俺は呟く。