白黒プリンスと囚われのメイドさま

 「……」

 「……」

 互いの吐息のかかる距離。


 私は緊張して心臓の高鳴ってゆく。


 息もまともに出来ないくらい…恥かしい。



 「……俺を悩ませた…罰だ」

 「!!?」




 蓮さまは黒曜石の瞳を潤ませて、熱い視線を私に注いだ。


 何も言わず…瞳を開けた私にキスをした。



 甘い罰…。


 


 私は瞳を軽く閉じる。


 私も唇を重ねながら、蓮さまに抱きつく…。


 
 

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