白黒プリンスと囚われのメイドさま

 私は蓮さまの寝室に枕を持ち込む。

 「……遅い!」

 「すいません…」

 パンダのカオスの寝室。


 ムードも何もない。


 有るのはパンダだけ…。



 「……もともとダブルベットだし…二人寝ることは出来ると思うぜ~」

 「はい…」

 「……お前…元カレと何処まで行った?」

 「……キス止まりです…」


 「どうりでキス…下手クソだと思った…元カレ…あんまり…上手くなかったな」

 「……」


 いつものパンダ柄のパジャマは着てない。


 白いシルクのパジャマを蓮さまは着ていた。


 「……産み分けとかそう言うもんは…めんどーだ…俺自身…子供はまだいらない。
美紗緒と二人で楽しみたい」



 「え、あ…」


 何を楽しみたいのか大方は想像がつくけど…恥かしい><
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