白黒プリンスと囚われのメイドさま
彼女が1年生でこの生徒会に入って来た時から俺は彼女に片思いをしていた。
蓮さまは彼女を舐めるように見つめる。
彼女も蓮さまのことを…拒むような素振は見せなかった。
むしろ、蓮さまをみずから…望んでいた。
蓮さまは女子を蔓延らせて、ハーレムを形成。
俺は蓮さまを黙って見ているしかない。
「蓮さまのフィアンセが階段から落ちたらしい…」
俺は大急ぎで、1階の中庭に続く階段のあるバルコニーに出た。
「!?」
反対方向から来た淡いブルーのドレスを着た彼女と出くわした。
「川本…」
川本は体を震わせていた。