白黒プリンスと囚われのメイドさま

 「……」

 俺は蓮の部屋に行くしかなかった。

 俺は思いっきり…蓮の部屋の扉を叩く。

 出て来たのは美紗緒ちゃんだった。

 「どうしました?神さん」

 「ジャマかもしれねえが…俺を泊めてくれ!!」

 「え、あ…」

 美紗緒ちゃんは戸惑いながらも俺を部屋に入れてくれた。


 「蓮は?」

 「蓮さまは眠っています」

 「そうか…」

 「美紗緒ちゃんは徹のこと…蓮から…何か聞いたか?」

 「ええ…まあ~」

 俺と美紗緒ちゃんはソファーに座る。
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