白黒プリンスと囚われのメイドさま
誰も居ない生徒会室。
「失礼します」
美紗緒が俺の言う通り…やって来た。
俺は窓のカーテンを隙間なく閉める。
「……蓮?」
「…何で勝手に出て行った?」
「それは…」
「……分かってる分かっている…俺とお前が結ばれない…恋人だってことくらい…
でも…俺は…」
俺は美紗緒を抱き締める。
美紗緒の匂い、温もり…そして感触…。
「蓮…」
美紗緒の唇に唇を押し付ける。
戸惑い気味だった美紗緒も俺の気持ちに応える。
角度を何度も変え、互いの唇を貪り合う。
美紗緒の方からだった…舌を入れて来たのは…。