白黒プリンスと囚われのメイドさま
明和学園以上に…私は驚いた。
それは如月邸。
敷地面積は東京ドームは4個分。
正門から邸宅まで車でおよそ15分。
「!!!?」
邸宅の前にはたくさんのメイドたちがお出迎え。
「「「「「「「お帰りなさいませ!!蓮さま」」」」」」」
メイドたち皆…澄んだ声で揃っての挨拶。
「お帰りなさいませ…蓮さま」
ずらりと並んだメイドにポツンと一人若い執事が居た。
「執長…ただいま戻りました」
「ご苦労だ…咲弥」
咲弥さんは若い執事と会話を交わす。
あの人は執長…執事の長らしい。
「私が…如月家…当主如月悟さまの執事の柚木史人(ユズキフミヒト)でございます」
「初めまして…万田美紗緒です」
私も自己紹介。