白黒プリンスと囚われのメイドさま

 「邪魔者は消えた…」

 蓮さまはソファーに立ち…私に近づく。


 「裸エプロンは出来ません…」

 「ビンボーだけど…可愛いのは…認める」

 蓮さまは私の肩にかかった髪を優しく掬うように手にとった。



 近すぎる…。


 胸の鼓動が…苦しいくらいに高鳴る。



 「……俺の前に現れたオンナは皆~Hしてる…お前だって…」


 蓮さまは強い力で私をソファーに押し倒す。


 私の真上に蓮さまの顔。


 伏目がちな瞳を彩る睫毛はオトコにしては長い…。
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