白黒プリンスと囚われのメイドさま

 既に、蓮さまは食間で朝食を食べていた。

 「おはようございます…蓮さま」

 「おはよう…」

 素っ気無い返事。

 挨拶しても私の顔を見ようとしなかった。


 「蓮さま…何をテレていらしゃるんですか?」

 「はぁ??」

 咲弥さんの言葉で蓮さまは私に顔を向けた。

 「普通のメイド服じゃん…」

 一瞬だけ…私と蓮さまは視線を合わせる。

 「おい…お前…バター取れ」

 いきなり私に命令!!

 「はい…」

 俺さま口調、上から目線…私の主は…人が悪いし、人使いが荒い><

 
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