白黒プリンスと囚われのメイドさま

 俺は放課後が待ちきれない。


 お楽しみは後でとっておく方が数倍、楽しめます。と咲弥は言うが俺は楽しみは先に楽しむのが好きだ!!


 今日に限って何だか…時間が過ぎるのは遅い…。


 俺はイライラしていた。


 6時間目のチャイムが鳴り…ようやく1日のが終わる。


 「蓮君」


 亜子も待ちきれなかったのか…チャイムの鳴ると即行で俺の席にやって来た。



 亜子は俺にマジらしいが…俺はあいにく…気持ちがない。



 友達なんて俺と同じ年で…家の事情とかで高校には行けず、定時制に通いながら「シャンゼリゼ」でバイトの毎日。


 顔が可愛いと亜子が言っていたが…御曹司の俺には問題外のオンナ。





 俺の頭にはパンダランチしかない!!!




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