白黒プリンスと囚われのメイドさま

 「ガマンして下さい」

 私は顔を顰める神さんを叱責。

 「美紗緒ちゃん…鬼だ!」

 「鬼って??それはヒドイですよ~神さん」

 
  コンロでスープを温める咲弥さんが笑った。


 「出来ました」

 私は傷口にバンドエイドを巻きつける。

 「……ありがとう…美紗緒ちゃん」

 「いえ…しばらくは休んでて下さい…神さん」



 「お礼にキスしてあげようか~?」

 神さんは急に唇を突き出し…私に近づける。

 「い、いけません!!!」

 「神…調子に乗るな!」

 咲弥さんのお叱りが飛んだ。

 如月家のオトコはなんで揃い揃って、Hなの??


 蓮さまと神さん…エロさにはそう大差がなかった。
 

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