夜空に咲く僕たちの願い
8*夜空の下のアイラブユー
やっときた。
やっとこのときが―…
心の中で眠っていた言葉がようやくこの世界へ舞い降りそうだ。
さぁ、どうやって伝えよう?
この星屑の散らばる中で…
キミになんて言おう?
そう考えていたら不安と嬉しさで気分が悪くなった。
ブランコをゆっくり漕ぐ。
その間、瑠花との思い出を思い出していた。
幼稚園のとき嫌いな給食が出て最後まで一緒に泣いて食べてたなぁ…とか。
小学校のとき休み時間はいつも鬼ごっこをして遊んでいた。
それに瑠花はジャンケンが弱くていっつも鬼の役。
俺ばかり狙うから他の友達が呆れていたっけ。
中学校のときはとにかく瑠花を守らなくちゃって必死だった。
俺はいつから瑠花をこんなにも好きになっていたのかな?
自分でも分からないくらい昔から好きになっていたってことかな。
早く来てよ、瑠花。
この感情が醒めないうちに伝えたいんだ。