リンゴ
フルーツ
「【あーっ!!遅刻だーー!!!!ドン!キャー!あ、すみませ・・・と運命的に出会う…】って、はぁ。そんな恋があるんだったらうちにも来いよっ!!その運命!!」
私の小学生からの親友 浜辺ちかは、朝っぱらから恋だの・運命だの言い出す。
「んなさうちら高校1年生が、マンガのような恋・運命に憧れてんなよな!って話でしょ?」
続いて私、西野ゆうは言った。
「だってー高1で彼氏くんいないってどうよ?」
半泣き状態のちか。
「彼氏なんていらない」
うん、いらない。
束縛?はぁ?毎日連絡?冗談じゃない!


やっとの昼休み。
購買購買ー♪
あ、あった!いつものデザートに欠かせないー!
「フルーツゼリーください」

「あんさー・・・」
「ん??」
「ダイエット中?」
「いえいえ?♪」
「ゆうって少食?」
「つか!ちかがよく食べるだけだよ!」
「何!?そんなんじゃ彼氏できないぞ!」
きたきたきた。彼氏。
イランちゅーのに!!!!
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