白龍
段々私も落ち着きを取り戻してきた。




そんな私にタクが問いかけてきた。




「舞ちゃん。




今までにあった事俺に話せる?」




私はまだ蓮の胸の中に居る。




そう問いかけられた私は、私の真上にある蓮の顔を不安そうに見つめた。




私の視線に気がついた蓮は、




私を見て優しく笑ってから、




「お前が話せそうだったら話せ。




無理すんな。」




と優しく言ってくれた。




私はそう言われ、またタクの方に顔を向けた。




そして「分かった、話すよ。」と返した。




< 102 / 286 >

この作品をシェア

pagetop