白龍
ひとまず安心だ。




よし、この話が丸く収まったんだから・・・・




「さっき言ってた『あの蓮』ってどういう意味?」




「お前まだそれ覚えてたのかよ。」




蓮が呆れたように言う。




「蓮、舞ちゃんがこんなに知りたがってるんだから教えてもいいでしょ?」




タクが蓮にそう言うと、




「勝手にしろ。」




そう言って蓮がタバコを吸い始めた。




「やったね舞ちゃん。




蓮から許可が下りたよ♪」




「やった!!




早くタク言って。」




「分かった分かった、




あのね、去年のバレンタインの事なんだけど。





< 111 / 286 >

この作品をシェア

pagetop