白龍
ドキン。




急に蓮がそんな事を言うからドキドキが止まんなくなった。




自分でも顔が真っ赤になっていることが分かる。




エイジに可愛いと言われた時とは全く違う反応の私にエイジが怒りだす。




「あ！！何か俺の時の反応と全然ちげえ！！」




そのエイジの怒りを余計にヒートアップさせるタクの一言。




「仕方ないよ。




大好きな人に言われた『可愛い』と、どうでもいい奴から言われた『可愛い』は




天と地ほどの差があるんだよ。」




「な、どうでもいい奴って何だよ！！」




エイジとタクがじゃれ始めたのを『いつもの事だ。』という感じに見守っているゴウとカズキ。




私はそれどころではなく必死に自分の顔の赤さを和らげようと手でパタパタと仰いでいた。




そんな私に、




「お前すぐ顔に出るな。」




と意地悪に笑ってくる蓮。













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