白龍
「なんでエイジ達のとこ行くんだよ。」




「なんでって、誰かさんがモテモテすぎて一緒に回るにも回れない状況だったから。」




タップリ嫌味をこめて言ってやった。




あとさっきから蓮の後ろに居る女の子の視線がめちゃくちゃ痛いんだけど・・・・




「なんだそれ。




とにかく早く行くぞ。」




「行くぞってどこに?」」




「店回りに。」




そう言って蓮が私の腕をつかみ、




教室から強引に私を引きずり出していった。




「ちょ、ちょっと!!




さっきの女の子たちが追いかけてくんだけど!!」




「じゃあ走るか。」




「は?」




私が反論する間もなく、蓮は全力で走り始めた。





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