白龍
「だったら関東一の座をそんな簡単に譲っていいとでも思ってるの?」







「思ってねえよ。」






「だったら『だけど!!』






私の言葉を遮って白夜が大声を出してきた。





「関東一の座よりも






お前の方がずっとずっと大事だ。」






「白夜?」






「そりゃあお前の言ってる事も分かる。





関東一の座っていうのは





もう何年も前から





俺達の先輩達が守り抜いてきたものだ。




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