白龍
「ねえ蓮。」




「あ?何だ?」




「明日絶対勝ってね。」




「ああ、当り前だ。」




「もし本当に勝ったら・・・・」




「勝ったら?」




「一緒に遊園地行ってあげる!」




「それお前が行きたいだけだろ。」




「いいのー!皆で絶対行くからね!!」




「ああ」




そして信号は赤から青に変わり、またバイクが走り出した。




私はバイクを運転している蓮の後ろで、




ずっとこのまま蓮の後ろに乗ってたいな、なんてとてもバカなことを考えていた。




絶対蓮には言わないケド・・・・







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