白龍
今更そんな事を思ってももう遅い。




予想通り目の前には今にもブチ切れそうな日向の顔。




「てめえに何が分かる!!」




そう言って日向は自分が吸っていたタバコを私の腕に押し付けてきた。




「っ・・・・」




熱いというか、もう熱すぎて痛い。




その痛みは声にならない叫びとなった。




「いいねえその苦しそうな顔♪




もっとそういう顔見たいなあ~♪」




そう言ってまた私の腕に2回、3回とタバコを押し付けてくる。





「なんかもっと苦しそうな顔見たくなってきた♪」




そう言って日向が今度は私の顔にタバコを押し付けようとする。







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