守りたい。


「有咲・・・」



そう呟いてから、俺は必至に階段を駆け上がった。
俺等の教室は3階。



教室に行くと、有咲がいた。

たった一人で、掃除をしている。





「あれっ」



有咲はこっちに気づいたようで、声を上げた。




「翔太・・・・あっ!じゃなくて・・・岡山くん」



「翔太でいいって。」



「・・・」
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