守りたい。
先生に連れられて中に入ってきた女は、結構可愛らしい人だった。
「花園美玲です。よろしくお願いしますっ」
『キャ~可愛いっ!!』
『美玲ちゃ~~んっ♪友達なりたーいっ』
女子からの声。
すげぇ…モテモテ?だ。
花園美玲はすぐにまわりに馴染んだ。
『美玲さぁ~モデルとかならないのぉ?』
『えぇっ!無理やしっ。うちブサイクやしなっ』
『可愛いくせに~♪』
『美玲ってすごい関西弁だよねっ』
『だって“~やし”って~』
『ご…ごめんっ』
『良いんだよ~ね?別に関西弁でも』
『ありがとうっ』