ストロベリーよりも甘い恋
「ふぅむ・・・・。」
私は1人で唸った。
どぉーーーしよっかなぁ・・・・。
そう考えながら、チラッと仁田君の方を見ると、仁田君と目があった。
「うあ・・・。」
離そうにも離せなかったアホが私だ・・・・。
仕方なく、笑顔を見せた。
そして、その笑顔が挨拶だったかのように見せて、バッと顔をそらせた。
「って、うち、こんな事して何になるんだろ!!」
「いや、意味はあるかも・・・・。」
「いやいやないってぇぇぇぇ!!」
自問自答しながら、1つ提案を思いだした。
「と、とりあえず、荷物だけ置かせてもらおう・・・。」
自分の席なんだから、自由にできる!!そう自分の中で言い聞かせて、一歩一歩自分のバトルリーグに近づいて行った。
そして、輪の近くに行ったとき、声をかけた。
「あ、あのー・・・。荷物だけでも置かせてくれませんか・・・?」
無視!
シカト!
うぅ・・・。
私は勝てませんよぉ・・・。
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