ストロベリーよりも甘い恋
ISドS青年

初めて喋れた。
入学式の日から気になっていたやつ。
同じクラスになれて、名前を知った。
玖口樹。
他の女子とは全然違う接し方。
俺の初めての体験だ。
自分で言うのもあれだけど、俺はモテる。
だから、毎回ベタベタした声を聴かされる。
自分を隠すためにする香水も、おしゃれも、俺にしてみれば、ただのクズ。
それを見て、何をしすればいいんだ?
それを見て、何を思えばいいんだ?
毎回、たくさんの女子が話しかけてくるたびに思うようになった。
そして、俺は女子の前では無口になった。
だが、俺に惹かれないヤツがいた。
それが、樹だ。
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