眼鏡ッ仔と女装王子☆


麗夜が奢ってくれるって言うから…日頃意地悪されてる腹いせに、1番高いジュースを注文して、しばらくしたら、さっきの俺の質問に答えてくれた


「これ全部 冷華のプレゼント」


“最近 よりいっそう冷たくなったんだ…だから何が欲しいのか分かんなくってさ…”と渋い顔をしてうつ向いた


「麗兄が過保護過ぎなんじゃない??」


少し意地悪して言うと


「…そんな、事ないと…思う…」


って麗夜が本気で泣きそうになっちゃったから…

「ご、ごめん!冗談だから!!気にしないで?」


俺が必死になって謝っていると…


「ククク…ホント明日歌って騙され安いね?少し位学習したら?」


スゲー意地悪な顔で楽しそうに麗夜は言った


「…そう言う所が嫌われんだよ、この猫かぶりが…」


小さくボソッと言ったはずだったのに…


「それはお互い様でしょ?明日歌も相当な猫かぶりで、腹ん中真っ黒じゃん」


麗夜は地獄耳らしく、ニコッと寒気のする笑顔で言い返してきた


「まぁ…僕の話は置いといて…明日歌さ、僕達が行ってる学校に転校しない?」


その瞬間ニコッと微笑み小首を傾げる麗夜が女神様に見えた…


「え…な、何で急に?」

動揺しまくってる俺に麗夜は、一瞬悲しい顔を見せ理由を説明してくれた


「…僕のせいで冷華、嫌がらせされてるぽいんだ…僕が居る前だと、仲良さそうにしクラスの子が話し掛けてても、僕が居なくなると、冷華に悪口言ったり嫌がらせしてるらしいんだ…だからさ、明日歌には見張りをして貰いたいんだ!ダメかな??こんな事頼めるの明日歌しか居ないんだ…」



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