眼鏡ッ仔と女装王子☆
私の目の前にいる人は明日歌のマネージャーさんで
平井 由衣仔(ヒライ ユイコ)
って言う美人だけど、性格がすっごく悪い人…
まぁ…私に対して性格が悪いだけ
そんな平井サンの視線がずっと刺さる用に私を見てる…
本当ウザい…
平井サンの前を通り過ぎ用としたら
「ちょっと待ちなさいよ!この間、アナタだって知ってるでしょ
あの“JewBoXworLd”から専属モデルになってくれって、正式なオファーが来たの。今日はその撮影よ、もしよければ連れてってあげても良いわよ?」
平井サンは自慢気に言った。普通の子なら、飛んで喜ぶかも知れないけど、私には全く興味のない話。だって
「はい、とってもよく知ってます。
そーだ丁度良かった私の両親に‘冷華は元気だ’と伝えてください。ちなみに、私の両親は如月 寿鈴(キサラギ ナガレ)と如月 イブと申します。」
「…ッて、ちょっと…如月 寿鈴とイブって“JewBoXworLd”のオーナーじゃない…なんでそんな大事な事教えなかったのよ!?そんな話、あり得ない」
「下らない嘘なんか付いたりしませんよ?だって両親に直接聞いてみたら分かってしまうでしょ?」
ニッコリ笑って言ったら少しイライラがスッキリした。
腹黒な…わたし
てか、あまり関わりの無い人に両親の話をする必要なんかない。
と言うより、普通自分の両親の仕事なんか興味無い。ただ私の両親は平井サンが言うにはスゴいブランドらしい…JewBoXworLdのオーナーってだけ。それでも私は、興味無いし、明日歌が採用されたから何だとかも特に無い。
平井サンの信じられないといった視線もウザいから、何も言わずその場を立ち去った。