眼鏡ッ仔と女装王子☆
「れーい!!」
うつ向いていた私に声を掛けたのは紅
「げっ!もう紅霧のヤツ来たのかよ…」
あからさまに嫌な顔をする雷くんに目もくれず、笑顔で駆け寄ってくる紅
━ギュッ
「ふぁっ!??」
突然雷くんに後ろから抱きしめられた
「何してくれちゃってんの!!?」
そこへさっきまでの笑顔が嘘みたいに、すごい形相した紅が雷くんにガンを飛ばしてる…
紅…恐ろしい程美人なんだから、そんな顔したら迫力ハンパ無いです…
睨まれてないうちまで怖いって
「よっ!大魔王!!れーが怖がってから、早く帰れよ?」
━ギュッ
「ヴゥッ…」