姫様にkiss



「とても良いお店ですね。…また来年も楽しみにしてますわ。」
「はい!お待ちしております!!」



昨日のあたしからは考えられなかった。



こんなにも行事に打ち込めるだなんて。



こんなにも楽しいだなんて。





「…優姫、私達が知らない間に成長したわね。」
「そうだな。」
「…ん?お父さん、お母さん何か言った?」
「「何でもないよ。」」



よし…!!



まだまだ頑張るぞーっ!!!



「彩城さーん!こちらお願いします!」
「はーい!」












「はぁ〜疲れた…」
「こんなに、お客様が来るとは思わなかったよね。」



確かに…



あれからものすごい大盛況だったし。



と言っても親がほとんどだけど…



皆、笑顔で楽しそうに帰ってくれて良かった。





「ねぇ、後夜祭出るでしょ?」
「あー…ごめん。あたし帰るね。」
「えぇ…姫帰っちゃうなら、私も出ない!」
「いいって!美咲は出て?せっかくだもん。」



何よりあたしはアイツが心配だし……









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