姫様にkiss
ドンッ──
背中に軽い痛みが奔って、ベッドの上に倒れたんだと気付く。
目の前には、朔真の綺麗な顔が意地悪そうに微笑んでいる。
「姫。…ちゃんと勉強しないとお仕置きですよ?」
「おっ…お仕置き…?!」
「フフッ。…姫、面白いね。」
朔真の手があたしの髪に触れる。
あたしは両手を抑えられて、どうすることも出来ずに、朔真を見つめていた。
「そんな瞳で見ちゃっていいわけ?…姫、今自分がどんな状況か分かってる?」
自分の状況……
ベッドに寝かされて(押し倒されて)
朔真が上に乗ってて
……ん?
これってもしかして…
大ピンチ…?!