姫様にkiss
「何であんたがここにいるのよ…!」
「何でって…俺の部屋だし。」
???
ここが違うとしたら…
もう一つ奥の部屋か。
「失礼しましたぁ。」
そう思い、部屋を出て行こうとした時だった。
「ひゃっ…」
体が傾いて、後ろに転んだ。
だけど、転んだはずなのに痛くなくて、むしろ心地良い感触に抱きしめられていた。
そのまま床に倒されて、ひんやりとした床の冷たさが背中を通して伝わってくる。
真上には
いつものように怪しげに笑っている朔真が覆いかぶさっていた。
「ちょっ…ちょっと…?!」
「このまま……抱きたい。」
「は…な、何言ってんの…?!絶対…だめだって……!佳斗君が来ちゃうよ…」
「大丈夫。鍵閉めたから。」
そういう問題じゃなくて…!!
ま、まだ心の準備が…
それにこんなに部屋明るかったら……
み、見えちゃうから…!!!