姫様にkiss



「何で開けてくれないのぉ…」
「ゃ…それは……」
「おかげで佳斗君と二人きりなんだよ……」
「よ、良かったじゃん…!」
「良くないっ…!私…まだ心の準備が……」



そうですよね…



あたしだってそう思ってたんだよ?



でもさ、



…この変態が離してくれないんだよ。





「と、とにかく頑張って…!!!おやすみ!」



そう言って、あたしは無理矢理電話を切った。



だって…



後ろの方がものすごく不機嫌になってきてるんだもん…



あたしの方こそ泣きたい気分だよ……(泣)







< 123 / 266 >

この作品をシェア

pagetop