姫様にkiss



「姫様、無駄ですよ。…私、こう見えても柔道は小さい頃からやってますから。」



益々、朔真との距離が縮まる。



もはや抵抗しても意味はない。



「姫…「姫様〜お食事のご用意が出来ました。」



朔真が何かを言い掛けた時に、メイドさんの声がドアの外から聞こえた。



「チッ。」



舌打ちが聞こえた。



「?!」
「残念。…せっかく姫と二人きりだったのに。」



平然とそんなことを言う。



ニヤリと笑った朔真に目を奪われていく。



「なーに見惚れちゃってんの?」
「ば、馬鹿…!!!」
「あ〜ぁ、お仕置きしてほしいんだ?」



何でそうなるのよ!



なんて声は朔真の口付けによって奪われた。







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